第1章

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『みもり、帰ろう!』 仲田小夜が促す。 『うん…』 『今日、何か変くない?』 『そんなこと無いよ』 みもりが言った。 『そう?…仕事の悩みじゃ、相談に乗れないけどね』 二人は、駅に向かいながら話していた。 『声優の仕事って、大変なの?』 『まだ、卵だから(笑)』 みもりは、高校に通いながら声優養成所に通っていた。 『アニメとか観てたら…突然、みもりの名前が映ったりして!』 『決まったら、我慢出来ずに話しちゃうって!』 『だよねー!みもりは、昔から隠し事出来ないもんね』 『はっはー、あっ、じゃあ養成所行くから…』 『うん、気をつけてね!また来週ね!』 『うん、バイバイ!』 みもりは、駅への階段へ急いだ。
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