1人が本棚に入れています
本棚に追加
『みもり、帰ろう!』
仲田小夜が促す。
『うん…』
『今日、何か変くない?』
『そんなこと無いよ』
みもりが言った。
『そう?…仕事の悩みじゃ、相談に乗れないけどね』
二人は、駅に向かいながら話していた。
『声優の仕事って、大変なの?』
『まだ、卵だから(笑)』
みもりは、高校に通いながら声優養成所に通っていた。
『アニメとか観てたら…突然、みもりの名前が映ったりして!』
『決まったら、我慢出来ずに話しちゃうって!』
『だよねー!みもりは、昔から隠し事出来ないもんね』
『はっはー、あっ、じゃあ養成所行くから…』
『うん、気をつけてね!また来週ね!』
『うん、バイバイ!』
みもりは、駅への階段へ急いだ。
最初のコメントを投稿しよう!