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その1時間後に…地震は起きた…
その後、何度となく声は聞こえた。
電車の窓ガラス越しだったり、イヤホンからの時もある。
それも、何らかの災いが起きようとしている時に…限定されてだ。
『人って、こんなにも毎日危うい世界に存在してるんだ…』
みもりは、ため息を吐きながら呟いていた。
『んっ?あかりちゃん?』
養成所の仲間、同い年の桜咲あかりからのメールであった。
みもりの通っている養成所は、高校の声優科の中に存在していて…
通いのみもりとあかりは、研究生扱いとなっている。
『みもり、大丈夫?今、電車?』
『んっ?』
その時、イヤホンから流れる音が途切れた』
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