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高倉課長は「私の問題ですから」と一蹴した。
さっさと行け、と目で訴えられ、そそくさと会議室に入る。
自分のことならまだいい。
でも高倉課長にネチネチ攻撃するのは許せない。
前方を睨みつけながら瀬良の隣に座ると、ポンタと五条さんも現れて後ろの席に座った。
「できたの、モンタージュ」
疲れきった顔をしているポンタは、「えぇ…」とため息まじりに頷いた。
「こんな時間がかかると思いませんでしたよ。
あぁでもないこうでもないってとにかくうるさくて……」
「それに……」と、口を開きかけた五条さんの声を遮るように捜査会議が始まった。
所轄が出しゃばると、警視庁はいい顔をしない。
私と瀬良が報告を終えるまで、紅林管理官は終始、ボールペンをカチャカチャ言わせていた。
スクリーンにポンタと大前田が作成した犯人の似顔絵が映し出される。
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