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それとも疲れが溜まっているんだろうか。 ストレスが原因で幻覚を見たとか? 俺、そこまで疲れてるつもりないんだけど……。 「篠宮さん!」 「うわ、はい!」 バン!と横から伸びてきた手が俺のデスクを叩いた。平尾さんだ。 「なにぼんやりしてるんですか?さっきから部長が呼んでますよ」 「え?」 あ、ほんとだ。 部長が呆れたような顔をして俺を見ている。 俺は慌てて立ち上がり、部長のデスクへ向かった。
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