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「前の三枝さんの担当は、お前だったな」 「えぇ、まぁ」 「かなり大きい取り引きになるから、できるだけ柏木のサポートをしてやってほしい。お前、三枝さんにはだいぶ気に入られてただろ」 気に入られてたというか……。まぁ、気のいい人だったから、仕事がしやすかったのは確かだ。 俺は頷いた。 「わかりました。俺にできることなら、できるだけ協力します」 頼むぞ、と部長が言えば、「宜しくお願いします」と柏木も頭を下げた。
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