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そんなことを考えていたら、柏木の言葉にすぐ反応できなかった。
「それ、止めた方がいいと思いますけど」
反応のない俺に、怪訝そうな顔をしながら尚も続ける柏木。
うん、やっぱり柏木はこっちだ。
このどこか硬い雰囲気が俺の知る柏木で……。
じゃあ金曜の夜会った柏木は何だったんだ？
酔っていた？いや、でもそれは本人が否定していたし、それにとても酔っているようには見えなかった。
じゃあ、この違いは何だろう。
俺は、夢でも見ていたんだろうか……？
「きゃー！篠宮さん、止めて止めて！」
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