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二日後。
日にするとルーク達が学園に来て四日目。 ライナード達が模擬戦や戦戦を行った闘技場にトライ学園高等部所属の生徒が全員集まっていた。
謂わずもがな、ルーク達が学園に来た事により全く進まなくなった授業の処置の為である。
前に教職員が横に並び、生徒達がその教職員達の前に並ぶ。 小学校中学校の全校集会や始業式終業式を思い浮かべて頂ければ想像しやすいだろう。
そしてその教職員達の真ん中にはルーク達夫婦とライナードが。
「生徒達に教師達よ。私が理事長のロワネット・ローンドロフだ。君達に今日こうして集まって貰ったのは他でもない。此処数日の為体(ていたらく)についてだ。
今私の隣にいらっしゃるゼクセレード夫妻は、この国含め各国名立たる方々が学園に来て下さってる事で浮き足立つのは理解出来る。
だがだからと言って学業を放り出すのは論外だ。
何より教師達よ。貴様等は生徒を指導する身であるだろう?なのに何故生徒と共に騒ぐ?教師、指導する身としての自覚を持て!!
さて、本題だ。
貴様等があまりにも酷いのでゼクセレード夫妻に了承を得て、本日より3日間現役の騎士様との交流を設けようと思う。
つまり戦闘だ。
ゼクセレード夫妻にアドバイスを頂きより励め!!
これを了承して頂く際にとある条件を出された。
私も俄には信じ難いのだがゼクセレード婦人の実弟に当る本校の生徒、落ちこぼれと呼ばれている彼を常に彼女の眼の届く範囲に居させる条件を出された。
本人にも了承を得ているため、戦闘中も彼は学年に関係無く居るが気にしないでくれ。
ではゼクセレード殿、後はよろしくお願いします。」
「今ローンドロフ殿に紹介預かったゼクセレード家現当主でこの国の騎士団の騎士長をさせて貰っているルーク・ゼクセレードだ。
これから3日間、私と私の妻が君達と模擬戦を行いアドバイスしていく。3日間よろしく。」
「ルーク・ゼクセレードの妻でこの国の騎士団の副騎士長をしているラナーシャ・ゼクセレードだ。私も模擬戦をさせて頂くが、私はあくまでも夫ルークのオマケだ。その事をよく理解しておいてくれ。
それと、1つ言い忘れていたが私の可愛い可愛い唯一の肉親である弟に危害を加えた事の有る奴は私が率先して相手してやる。気絶させぬ様相手する故覚悟しろよ。」
ラナーシャはライナードと似た口が裂けんばかりに口角を上げ不気味に嗤った。
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