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1週間~中章~
ライナード・アスターシャの姉達は、彼が幼い頃、それぞれの長所を活かし、それぞれ色々な場所で働いていた。
一番上の姉、ラナーシャ・アスターシャはその才を見込まれ、当時副騎士長だったルーク・ゼクセレードの勧誘により国の騎士団に所属。
二番目の姉、リッカ・アスターシャは知能に長けており、当時住んでいた領の領主の秘書として毎日働いていた。
兄のロキテット・アスターシャは子供が好きで、ライナードを連れて孤児院の手伝いをしていた。
三番目の姉、ルミアーナ・アスターシャは武に長けており、ギルドに所属し、魔物を狩っていた。
幼いライナード・アスターシャは、そんな姉達が何よりの自慢で、大好きだった。
姉達のおかげで、両親は居ないし知らなかったが、ライナードは幸せですくすく育った。
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