はじまりの書

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配達された段ボールの中身は乾麺とか多べ物が主でそれと一緒に母からの手紙が入っていた。 『幸伸へ 元気ですか?幸伸が東京へ行って1ヶ月が立ちました。ルームシェアしてる人達に迷惑かけてないですか?』 ははは、お母様。こちらが加害者でない事は確かですよ。 『そろそろ、引っ越しの時に持って行った食べ物がなくなったと思うので送っておきました。』 ありがとうごさいます。 俺は段ボールを壁際へと置いた。 部屋を出ると3人が居た。 このアパートの住人は俺たち4人で全員だ。部屋はリビングを中心に各自に1部屋と計5部屋の間取りになっている。 俺がここを選んだ理由は家賃が安い、駅近、空いてた部屋がバルコニー付きというのと先程言った、1人暮らしはちょっと不安という事からだった。 俺はリビングで変な格好をして居る3人を見て思った。 下見に来た時はこんな感じでは無かったのにと。 「どうした、座れよ」 立ったまま呆けて居た俺に杖を持ち白の羽衣を着た男、槙原祐介が言った。 俺は言われるがまま座った。 そして紫色のターバンみたいな物を巻いた男、吉岡秀則が口を開いた。 「では、これから第3627回年貢を間逃れよう会議を始める」 何回やってんだよ。 「私がドアを開けてる、そしてユウスケが得意のフラッシュしてヒデノリがヤツを斬りつける。これはどうかしら。」 おいおい、物騒な話を3627回もしてんのかよ。 「それではミユキ、お前がやられてしまう。」 いやいや、島原美幸さん結構厳つい服装してるよ?なんか山神様を守ってそうな服装してるよ?
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