第1章

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暫く歩いて、一軒の恐らくキャバレーに分類されるであろう店の前で担任は足を停めた。 酒が一切ダメな自分は、こう言うところには縁がなく、どういう店なのかも解らなかった。 店の前では、店の女の子?が客を送っている所で、担任を見付けると駆け寄ってきた。 「先生!久しぶりだね、今日は団体さん?」 女の子は後ろの自分達と担任を見ながら言った。 「おぅ!みんな俺の教え子だから、良い娘付けてやってくれよ!」 「いらっしゃいませ、では此方にどうぞ」女の子の横に居た男性従業員に連れられるまま店内に入った。 そこは、煩いくらいにBGMが流れ、多彩な色のスポットライトが輝いていた。 そこで、点でにソファーとテーブルがセットになった、所謂ボックス席に座らされ女の子が来るのを待った。
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