高校1年 秋

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―高校1年 秋―  家への道のりを歩いていた。  只、フラフラと歩いていた。  あの公園に寄り道をしたのと、異常に歩く速度が遅かったせいもあり、辺りはすっかり真っ暗になっていた。  いつもより大分遅いのかも知れないけど……それもよく分からない。  何も考えたくなかった。  考える事を頭が拒否していた。  私は只、帰巣本能だけで、家を目指していた。
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