高校1年 秋

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 紅花にも理由は言えなかった。  だって言ったら、今度こそ浩介の所に怒鳴り込んで行くに決まってるから……。  それに、浩介は別に悪い事なんなしていない。  これはあくまでも私の感情の問題。  時間が経てば少しずつ癒えていくもの。  だからって、それをしていい理由にはならないんだけど。  そこが私の一番のダメなところで……。  ずっと紅花と尊に守られて来たから……ツライ事に滅法弱い、典型的妹気質。
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