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「あたし
ユウヤなら
・・・いいかな・・
本当にそう思うの
他の変な女とかより」
「それ・・・
ちょっと分かります」
「そう?」
「ユウヤさん・・・
・・ほんと
いい人ですから」
「そうね」
「・・はい。
わかってました
ずっとそう思ってました
でも
・・悔しかっただけ」
「もう・・・すっきりしてる?」
「・・はい」
「スタジオ・・・行けそう?」
「・・・・」
「大丈夫よ
うまく
やれるわよ
マシロちゃんが
ちゃんと
元気に戻ることが
2人の願いなんだから」
「・・・はい」
「ところで
レイって子は
どうしたの?」
「神島さんが
直接会って
話したそうです
俺の可愛いユウヤに
これ以上手を出したら
この業界から
抹殺するって」
「ぶっ
そんな力ないくせに
ま、それがどーした?
って神島さんに認められたんじゃ
レイって子も
どうしよーもないわね」
「はい」
「マシロちゃん?」
「はい」
「神島さんのこと
好きなのは嘘じゃないと
思うんだけど
仕事も含め
ユウヤに負けたくない!みたいな
そんな気持ちも
あったんじゃない?」
「・・・そうかも・・しれません」
「女にはね
女にしかできないこと
あるのよ?
カメラの仕事もさ
男に負けないように
なんて思わないで
女にしかできないことで
男に勝てばいいんじゃないかな・・・」
「・・・・」
「カメラのことは
よくわからないんだけどさ
女だから撮れる写真も
あるんじゃないのかな・・
神島さんのコピーに
なる必要ないんだし
神島さんに
色々教えてもらって
マシロちゃんらしい
仕事をすればいいと
思うんだけどな・・・」
「・・はい
・・ママ・・・」
「ん?」
「ほんとに・・
・・ありがとうございます」
「いいのよ
気にしないで?
一緒に・・・
今日は、泣こっか」
「・・っ・・はい」
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