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そして
行きつけの居酒屋で
歓迎会
酒にめっぽう強いユウヤと
酒に弱い・・・俺
「さぁて、始める前に・・・
ユウヤ、終わったら
俺、家まで送ってけよ?」
「分かってますよ
いつものことなんで」
ん?
って顔の新人に
説明するように
ユウヤは
自己紹介をはじめた
「俺、ユウヤ
神島さんのところで
働き出してもう2年
彼女いない歴も2年の
25歳
酒は
めちゃめちゃ
強いんで
だいたい
飲み会の時は
神島さんを
送っていくのが
俺の役目。
以上・・・かな?
んじゃ、次
新人さん
どーぞ」
「あ、あたしは
マシロ
21歳
です
よろしく
お願いします」
「ぶはっ
そんだけかよ、おい」
「緊張してんですよ
憧れの神島さんと
向かい合わせで
座ってるんっすから」
親父の話だと
この新人のマシロは
カメラマンとしての
俺に
憧れてる……らしい
「なんでこんな
ただのエロおやじに
憧れてんだか」
と、俺は
心底思っていた
「ほんとっすよね~
今日のモデルが
食事行くっつったら
どうするつもりだったんすか
まったく」
「まぁ・・・
それなりに?」
「なんすかそれ!!」
「てか
なんで
お前が怒ってんだよ」
「あの…」
と、マシロが
クールな目で
口を挟んだ
「あ、悪りぃ悪りぃ
まぁいいや
とりあえず
乾杯しようぜ
あ、新人さん
今日から呼び捨てな
めんどくせーから。
それから
マシロ
酒
飲めるのか?」
「あ、はい
大丈夫です」
「なんだよ~~
弱いの
俺だけ~~~?」
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