越えられない一線

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仮眠を取ったらスッキリした~。 ルンルン気分で廊下を歩いていると呼び止められた。 「一ノ瀬遥さん。」 「はい。」 え~っと、誰だっけ? 「ちょっといいですか?」 「はぁ…。」 時計を見るとあと1時間で終業時間。 「ごめんなさい、後でもいいですか? 仕事が溜まってて。」 まさか、仮眠してたからなんて言えない。 「じゃあ、終わるまで会社の側のカフェで待ってます。 私、神野穂香っていいます。」 …なんか波乱の予感。
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