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「俺のぉー…いっつも何でも作ってくれるシェフに、頼んでみるかな。
中学ん時は父さんが雇ってたんだよ。
確か、そういうスイーツ系専門の人とか、知り合いに居たと思うし」
カチカチ…
優は"アドレス帳"から検索しているらしい。
付き合いの長い礼央と透でさえ、どれくらいのデータが入っているか予測不可能の優のアドレス帳は、なかなか素直に検索されないらしく、本人までもを困らせていた。
「料理人?シェフ?名前分かんねえ。家政婦か?」
「間違えて女の子のグループに入ってんじゃない?それともキャバ嬢のお姉さんのグループかな?」
くすっと笑う透をクールに無視しながら、やっと見つかったのか、そのままメールを送った。
そして時は流れ、時刻は昼の一時。
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