第一章

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ーー栗花落 夢羽(つゆり むう)ーー 少年は暇だったので少し散歩することにした。 「んー!!気持ちいいー!」 春の始まり、暖かく穏やかな気候が彼の散歩を引き立てる。 彼の名前は栗花落 夢羽。 ある理由から家族はおらず、現在はひとり暮らしだ。 そうして歩いてるうちに大きな木が見えてきた。 「お!あそこに座ったらもっと気持ちいいだろうなー!!」 夢羽はそう呟くと同時に走り出しあっという間に登り終えた。 「わぁぁ!最高!」 夢羽が木の上に登った少しあと、ツンツン頭の同い年くらいの男の子が歩いてるのが見えた。 (わぁ!かっこいいタトゥー!!)
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