第1章 再会

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さっそく僕の車に乗り込む。 「これ、鍵ね。じゃあ、朝陽、運転よろしくな」 僕は鍵を渡すと助手席に座った。 「おうよ!…でも、自分の車じゃねえから、ブツけちゃったらごめんな!」 だははは!と笑う朝陽を見て僕は鍵を渡したことに少し後悔した。 「気をつけろよ…。お願いだから、無茶はやめてくれよ」 呆れて言う僕に、朝陽は笑いかけながら言った。 「なあ、楽しいな!初めての枢とドライブだし、二人っきりだし」 「どうしたんだよ、いきなり。酒でも入ってるのか?」
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