第1章 再会

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「でもなぁ…。お前がいねえんじゃ、全然楽しくないからなぁ」 な、いいだろ?と見つめてくる朝陽。 さすがに僕も折れずにはいられない訳で。 「わかったよ。じゃあ、頼みます、運転手さん」 苦笑いして言った。 「うっし、んじゃ行くか。何時に着く便に乗ってんだ?」 「えっと…」 僕は今朝送られてきた弟からのメールを確認した。 「用事済ませてから来るから、8時半頃だってさ。遅いな」 「まあ、しょうがないだろ」
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