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私から期待した答えも出なかったためか、はぁ、と重いため息も出ていた。
しかし体育座りで顏を伏せる立花君と幸さん先輩を見下ろすのは新鮮だ。
いつも見上げているし。
「……帰ってもいっすか? 植物科は不参加って事で」
立花君が低く重い声をぼそり、と出した。
どれだけ嫌なんだろう。
って、私も引き連れて動物科と分けようとしている。
「駄目ー。これも部活動の一環でーす。生物部は強制参加でーす。っつーか、前から言ってたのに今になって怖気づくとか無し―。先生とか色んなとこにも許可貰ってるし、近所のおっちゃんも手伝いに来てくれるんだからさー」
乃々ちゃん先輩に何言っても無駄だと判断した立花君が、ちょいちょい、と私に手招きしてきた。
私は乃々ちゃん先輩を横目に、立花君の前にしゃがむ。
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