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「お兄ちゃーーん」
愛の巣作りに取りかかろうとするといきなり遠くでお兄ちゃんと呼ぶ声が聞こえた。
「(……あれ?ここは無人島だよな…と言うことはこの島には俺と葵しかいない。そしてお兄ちゃんと言うには男、つまり俺の事か!?)」
そう思い声が聞こえた方を見ると人が飛んできた。
「お兄ちゃーん」
「奏!お前無事だったか!あの屑に何かされたか?」
「大丈夫、この世界には勇者召喚の魔法陣から来た訳ではなくて、神様に転生させて貰ったからあの屑とは今のところは会ってないよ」
「奏ちゃん、久しぶり!元気だった?」
「あれ?葵さん!?何でここに?」
「私、天使として転生して、今は神羅の使い魔としてここにいるの」
「へー、葵さん天使になったんだ」
「ところで奏、何でここがわかったんだ?」
「神様にお兄ちゃんをここに転生させて、今はここに居るって、教えて貰ったの」
「そうか、奏はこの後はどうするんだ?」
「勿論決まってるじゃん、葵さんと兄さんの邪魔をしない様にして一緒にいるの」
「だよな、奏、拠点を造るから手伝ってくれ」
「うん、わかった」
そして今度こそ拠点造りが始まった。
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