第5話 赤
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窓の外から臨める遥か遠くの山の頂上に、楕円型の物体が一筋の線を描きながら落下しているのを銀は目撃してしまったのだ。 「あれは・・・」 僕は呆気に取られていた。 そのまま音もなく球体は山に着陸した。 「何なんだ・・・一体・・・」 突然の不可解な出来事に思わず呟いてしまった。
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