恐怖の花いちもんめ②

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恐怖の花いちもんめ②

羮(あつもの)に懲りて、膾(なます)を吹く (失敗に懲りて用心深くなる事の喩え。 中国の故事に由来する言葉) 羮(あつもの)とはスープを指し、 膾(なます)とはサラダやマリネ、 和食でも馴染みのあるナマスを指す。 熱いスープで口に火傷をしたので、 冷たいナマスまで用心して吹いてからで ないと食べない。という、 酷い目にあった人は過度に用心深くなる 事を例えた言葉である。 この言葉の前後には、 危険に晒された。 人は皆、羮に懲りて膾を吹く。 なぜおまえだけ志を変えようとしないのか? といった言葉が並ぶ。 危険になっても大事なモノは 強く貫くべきであると云うのである。
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