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ここは駆け出しの冒険者が募る国、シャユ・ル・ノーツ王国。
ここでは初心者用の勇者の防具や武器、魔術師を目指すもののための杖や本がそろっている。
駆け出しの冒険者はまずここに来て、自分に合った武器や戦い方を学ぶのである。
この物語の主人公もまた、この国で必要なものを集めていた
主人公「んー、どれもあわねーな。おっちゃん、他にないの?」
おっちゃん「他にって言われてもな、初心者用の武器だ。我慢してくれ。」
主人公「まじかよー、おいらが使いたいのは剣でも、斧でも、弓でも、杖でもないんだよなー。おいらは1つの事だけやるなんていやなんだよ!」
おっちゃ「つまり、どーゆーことだってばよ!」
主人公「なんつーか、剣としても使えて、それで魔法も使える。そんなようなのはないかい?」
おっち「むずかしいこと言うなボウズ。しょーがねーな、これ使ってみろ!」
おっちゃんに手渡されたのは
形は剣だが、なにやら刀身に何か球形のものをはめるような、穴が5つ空いている。
主人公「この穴はなんだい?」
おっ「それはな。」
おっちゃんはなにやらゴソゴソと探し物をはじめた。
お「あったぜ!こいつをはめるんだ。」
主人公「なんだこの飴玉みてーなのは。こいつをはめてどーするんだい?」
おっちゃん「それはな、魔力の込められた玉、名付けて!魔力玉だ!」
いま思いつきましたよ、と言わんばかりのネーミングセンスを堂々とおっちゃんは言ってみせた。
おっちゃ「いま渡したのは炎の魔力が込められてる。つまり、お前に魔法を使う素質があれば、そいつで魔法も剣もつかえるってこった。」
主人公「なるほどな!そいつはおいらにもってこいだぜ!
ありがとな!おっちゃん!」
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