第1章

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結局、オマケはただのチャームというだけだと貰った側も困るから、イヤホンジャックにしようという事になった。 それならその場で携帯に挿せるし。 スマホじゃなくても、イヤホンの穴は大抵ついてるから。 テイクアウトメニューも作って回転率をよくするから、二日間の学祭で一日200食売って、二日で400個オマケが必要になる計算。 んで、余りそうになったら、一年生のフリマ担当に後輩がいるって子が持ち込んでフリマで売るらしい。 で、それを一人で作る…。 間に合うだろうけど、何となく自分の負担が大きいようには感じてた。 だけど、手先が器用な子に手伝ってもらうにしても、自己申告って危険なんだ。 せっかく手伝ってもらっても、いくらオマケでもこんなの欲しいか?!ってレベルの物を作られたら困るし。 別に先輩でも先生でも無い私が、これはダメだよーなんて言うのもどうかと思った。 基本的にはオマケなのだ。 メインは飲食と店の雰囲気。 だから、私が一人作るのが一番揉め事が無くていいと思う。 と、思っていたけど…。
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