第1章

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早速、帰宅後色々とネットで調べて良さそうなのを手で作ってみた。 二つほど作って、気付いた事があった。 「てかこれ、女子向けじゃない?」 ロックじゃないし。 ゴシックななんちゃらって言葉が頭の中に残ってて、シンプルなゴスって感じの女子向けなチャームが出来ていた。 ていうか、まだ固まっても無いけど。 着色もしてないし…。 着色出来る塗料買って、領収書貰わないとね。 でも、イメージがよくわかんないな。 男女関係なく良さげな奴にするか、男女で二種類作っちゃうか…。 そう考えて、ふと思った。 てか、ロックだよね。 ロックバンドのファンが付けてるような…グッズっぽいもの…とか? そういえば、小耳に挟んだところによると、不真面目に活動していると言ってた柴門君のバンド。 クラスの女子が、結構有名だ…って、LHRの後に言ってた。 顔で演奏するわけじゃないのはわかるけど、確かに人気があるって言われたら納得しちゃう。 そこそこ長身の柴門君は顔も良い。 アシメントリーで右側が少し長い茶色く染めた髪の毛。 細面の輪郭に整ったパーツが綺麗に並んでいて、少し目尻がたれ気味だから優しそうに見える。 でも、フッと笑った時細められた目尻は何だか他の人より色気がある感じで、女慣れしてそうだなーって印象の人。 まあ、ぶっちゃけ苦手だ。 そういうタイプ、私みたいな地味系女子は軽く扱うから。
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