窒息

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「わかったわかった。俺からまた言うわ」 「うん……っていうか」 「ん?」 「……ごめん」 「ごめん?」 何が? と俺が言うと、知恵は「面倒な頼み事しちゃって」と言って、目を逸らした。 「ヘーキヘーキ。じゃあな。知恵」 ちょうど知恵の家の前だったんで、知恵の頭をポンポン叩いた。 「~~っ」 照れてる照れてる。 バーカ。キュンとしちゃうよバーカ。 。。。。。 俺は学校が好きだ。 例えば、窓から見える紅葉(つーか桜)とかね。 部室内。 「内田ぁ~理科の勉強した?」 部活友達の男子達と、朝練終わりの着替え中。 「しましたー。彼女とな!」 「うおわあああ!」 「このリア充が!!」 友達達は雄叫びをあげる。

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