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「い、池田課長っ!?な、何でもないですよ!ただのガールズトークです! あ、挨拶が遅れてすみません!はじめまして、崎原です」 池田課長は一瞬驚いたような顔をして 「…ああ、崎原さん、よろしく」 …?何か変なこと言ったかな? それとももしかしてさっきの話聞いてたとか…? 「課長、いいんですか?初日から女の子のとこ来て。周りに誤解されちゃいますよ」 「えっと、…君は確か桐谷君だったかな?本社に来るのは本当にたまにだったから知り合いと呼べる人もあまりいなくてね。食堂に入ったら君たちの楽しそうな会話が聞こえて思わず来ちゃったよ」 「池田課長なら大歓迎ですよ!はじめまして、私は松村です。よろしくお願いしますね!」 …気のせいだったかな? なんだか優しそうな人だし仲良くやっていけそうだな。 この時はこれからも同じような日常が待ってると思ってた──
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