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昼休みになり美樹と遥ちゃんと一緒に社食でランチをすることにした。 「ねぇ、花穂先輩!私気づいたんですけど!」 遥ちゃんはとっても人懐っこくてすぐに下の名前で呼んでくれるようになった。…妹がいたらこんな感じかなぁ。 「鮫島部長って花穂先輩のこと好きなんじゃないですか?」 「…ぶっ!な、何言ってるの、遥ちゃん ?」 「ちょっと花穂汚い!早く口拭いて!」 「だって、鮫島部長って私や皆に優しく話しかけてくれるのに花穂先輩には口調が少しフランクと言うか、なんかこう、好きな子をいじめてる感じ?」 「いやいや、それは私が仕事できないとか、残業が多くて皆より一緒にいる時間が多いとかそれだけだよ」 「そうかなぁ…?」 「なんの話?ここ空いてる?」
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