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次の日の放課後、私は教室でエルフからの返信を待っていた。
既読はまだつかない。
「どこ…?」
胸がきゅっと締め付けられる。
同じ敷地内にいるのに。
私はまだあなたに会えないの。
「また雪野のやつエルフ捜してんの」
クラスメイトの男子が笑う。
もうエルフは来ないという声が聞こえた。
「エルフは来るよ!絶対!」
瞬間的に反論する。
エルフは来る。絶対に。
私にはなぜか自信があった。
「エルフ、私見つけるからね」
エルフとは話したことはない。
それでも私はエルフがクラスに来て笑い会う日が予想できた。
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