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「えーと、 依頼内容は明日から三日間依頼人と昼夜を問わず行動を伴にすること。 詳細は当日依頼人に会って聞く事。 って書いてるね」 「まさか、 ボディガードか何か。 それか依頼人は、 若い男目当ての男色家だとか」  女子高生には不適切な表現もあったが僕は訊ねた。 「まさか、 あんたにボディガードは頼まないでしょ。 爺ちゃんもそんな仕事にあんたを人選しないよ」  そのセリフは若干、 僕の自尊心にヒビを入れたが事実でもあった。 僕にボディガードは務まるはずは無かった。 この雑貨屋が請け負う様々な仕事の中でも僕がもっとも不適任の仕事だった。 健康体で背丈だけはひょろりと高かったが、 これまでの人生でスポーツとは無縁、 ましてや格闘技なんかはテレビでも真剣に見たことも無かったぐらい興味なかった。 何よりもクラブや部活という集団組織が僕に立ちはだかり、 体が拒否反応を示した。
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