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嫌な予感がする。何だこの感じは
「・・・ってねぇ、お兄ちゃん聞いてる?」
「あ、あぁ、すまん。もう一回頼む」
「ねぇ、お兄ちゃんほんとに大丈夫?顔色悪いよ?」
問題ない。そうは返したものの、やはり不安は拭いきれない。
この、異様な気配。感じ取っているのは俺だけみたいだが
考え込んでいても仕方ないか。家に着けば心配はいらないだろう。
「そう言えばお兄ちゃん進路はどうするの?」
「俺は進学する。働くのは面倒だからな。」
「はぁ、またそれ?あんまり面倒くさがっちゃダメだよ?」
なぜ呆れらるのだろうか。まぁ、確かにいつかは働くのだ。そのくらいは頭に入っている。
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・・
っつ!?ク、ソ
さっきより鼓動が激しい・・
心臓が痛む・・・
「ちょ!?お兄ちゃん!?大丈夫!?」
「はぁ・・・はぁ・・大・・・丈夫・・・・だ」
ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン・・ドクン
さらに鼓動の激しさとスピードは増し、呼吸が上手くできず過呼吸状態に陥る。
苦しい。そして、さっきまでの異様な気配が更に近づいている。
一体何が起こってる?!
「どう見ても大丈夫じゃないでしょ!?お医者様呼ばないと!!」
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