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2015年 12月 31日
明日から2016年、街は昼夜問わず賑わい、リア充達は年末年始という、イベント的な毎日を過ごしている事なんだろう。
リア充が羨ましい?
答はNO。こっちとらネト充ですよ。
「今年も充実したネトゲライフだったなwwww全てのランキング一位wwwwノーゲームwwwwノーライフwwwwノーワークwwww」
目的も達成されたし…さてさて…
今日の昼にネットワークショッピングサイトのゾマホンから届いた
「ベットに這いよれ!ニャルルンさん」
小さめの段ボールから取りだし包装を優しく破る。
「表ww紙wwのクオリティーたけーなwwみwなwwぎwwっwwてwwきwwたwwwww」
ショータイムの始まりだwwwww
ゆっくりとオサレスエットを脱いだその時だった。
頭が急にクラクラしてきた。徐々に波が大きくなっていく。
なんだよこれ?このまま気を失ったら何かを失う気がする。
23歳の男が薄い本を手にしながら倒れてるとか想像してみ?
笑えるだろ?
そんな事を考えていた俺の意識はそこから無くなった。
「んっ…?(ゴホゴホ!!)」
口内に入ってくる異物で目が覚めた。死ぬかと思った…
元旦だし親も家に居るしな…バレてしまったのか?それよりなんだよ
煙出てるwwwwちょっとwwwwお母さんwwww火事ではwwww
あたふたしていたが、煙が消え始める。
煙が消えていく?なんだwwwwバルサンかwwwwニート=害虫駆除ってかwwww
なんてバカな事考えていたら目の前に人影らしきものが。
使徒wwwww襲来してらっしゃるwwwww
視界がはっきりすると、そこには、母親ではなく、ダメージ加工しちゃいました的な巫女の格好をした見知らぬ女の子。
ちょwww少しブラがwww見えてらっしゃるwwwwwぱっつん黒髪で更にポイントアップwwwwww
えっと…これなんてエロゲ?
驚愕の表情を浮かべてらっしゃる目の前の巫女さんは、俺を見つめたまま。
「なんなんだ…こいつは…」
沈黙を破ったのは俺でもなく、巫女さんでもなかった。
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