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「……うん」
そのまま、洗面所に放り込まれた。
惰性で顔を洗うと徐々に目が覚めてくる。
「おは、よう。来嶋」
「なにがおはようだ。さっきまで寝ぼけてた癖に」
「そう、だっ、け?」
「まあいい。朝めし、食え」
首を傾げてみたら、
来嶋はいつもみたいに笑ってテーブルについた。
テーブルの上には朝ごはんがのっていた。
「朝ごはん、いらない。コーヒーで、いい」
「あのなー、そんなんだから、
いつまでたってもちっこいんだぞ?
味噌汁だけでいいから飲め」
「……うん」
渋々座って、お椀を手に、お味噌汁を啜る。
「……おいしい」
「そりゃよかったな」
来嶋はやっぱり笑ってる。
なんだか倖せな朝ごはん。
それから登校の準備して一緒に大学へ行く。
なぜかまわりからからかわれたんだけど……なんでだろ?
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