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少年は少し考えてから喋りだす
「そっかぁ・・・潜入調査ってやつ?俺は南海透ね。ルシェルはなんで潜入調査なんてしてんの?」
先ほどまで元気のなかった浅生誠一だったが南海透(みなみとおる)の質問にピクリと反応し、少誇らしげにし答えた
「重要任務だからな。俺の力が必要だとある人に頼まれたんだ。興味深い話もきいたしな・・・」
その時、前から少女が駆け寄ってきた。熱があるのではないかとゆうほど、少女の顔は真っ赤だた。
「あの・・・会計様!!今晩あいてますか?!」
そう言ってさらに顔が赤くなる少女、今にも倒れそうだ。
少女の問いかけに南海透が答えた。
「うん!あいてるよ~?」
「あの・・・迷惑でなければ・・あの・・・一緒に・・・」
少女は緊張しているのかうまく言葉が出てこない。少しその様子を見ていた南海透が口をひらいた
「8時頃でいい?」
「え?・・・はいっ大丈夫です!!」
「じゃあ待ってるね~!!また後でね~!!」
南海透はそう言うと手を振って歩き出した。
それを見ていた浅生誠一が目を丸く開いて質問する
「なっなななっ!なぜ男子校に女が!?」
南海透は笑いながら答えた
「あははっ今の子も正真正銘男の子だよ~?」
「そ・・・そうか・・・俺としたことが少し取り乱してしまったな・・・そうか・・・男か・・・」
浅生誠一は信じられないと言うような顔をし真剣な表情でつぶやいていた。
「ついたよ~。じゃあ俺はこれから用事があるから~またね~。」
「おお!!助かった恩にきるぞ透。今度何かお礼させてくれ。」
こうして浅生誠一は無事部屋の前までつき、南海透は手を振りスキップをしながら去って行った。
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