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やっと校内に入れた浅生誠一だったが、どこに行けばいいのかわからずキョロキョロとしていた。
そして前から歩いてくる人物をみつけ声をかけようとしたがその人物を見た瞬間固まった。
なぜ固まったか、その理由はその人物の笑顔、とても素敵な笑顔。ではなくとてつもなく怖い笑顔なのだ。
「初めまして貴方が転校生の浅生誠一君ですか?」
声をかけられ浅生誠一は困惑しコミュ障全開の反応でキョドっていた
「そ・・お・やう・・」
少しの間キョドていたが、正気を取り戻したのか警戒したポーズをとり威勢よく叫び始めた
「お前は誰だ!なぜ俺の名前を知っている!!?その黒い笑み・・・うまく仮面をつけているようだがごまかされんぞ!!」
その言葉を聞き先ほどまで怖い笑いを浮かべていた人物が目を見開いた。そしていきなり笑い出した
「・・・!!・・・ふっ!!あはっ!!かわっいや面白いですね君!!気に入りました!ははっ」
しばらく笑が止まらずお腹を抱えていたが、落ち着いつきをとりもどし優しい笑みを浮かべそして浅生誠一の頭をなでた。
誠一はなにが起こったのかわからずきょとんとしていた
「私は副会長の姫野啓太と申します。よろしければ誠一とおよびしてもよろしいでしょうか?」
浅生誠一は固まったままこくりと頷いたがハッとし
「ふっ!!誠一は下界の名前!俺の本当の名はルシシェ!!・・・コホンっ。ルシェルという名だ。姫野啓太、お前を俺の仲間として迎えよう」
そういって浅生誠一は姫野啓太(副会長)に手を差し出した
「ルシェル・・・・嬉しいのですが、恐れおおいいのでやはり誠一と呼ばせてください。これからよろしくお願いします」
姫野啓太はその手を取りに優しく笑った
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