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浅生誠一と握手を交わして、二人が理事長室へ向かおうとその場から離れようとした時
「え?キスは?なんで?ちゅうはあああああああああああああああああああああああ」
叫び声が響いた。声のする方を睨み浅生誠一が声を荒げる
「そそそっそこにいるのは誰だ!?」
茂みがガサガサと動きをたて小さな声で喋りだした
「大声出すからばれちゃったよー!どうするの?」
「まさかエスパー!?そんなバナナ!!ここは実樹をおとりに!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「すまない冗談だ怖いからそんな目で見ないでくれ、唯斗ビクンビクンしちゃghげっ」
「唯斗君・・・ちょっと黙ろうか」
「ちょwDV反対!!お母さんそんなこに育てた覚えありまghっ」
しばらく茂みを眺めていた姫野啓太が溜息をつき茂みに向かい声をかけた
その横で浅生誠一は戦闘態勢のポーズをとって身構えていた
「怒らないので早く出てきてもらえますか?実樹君と唯斗君」
ガザっと音とともに茂みから二人の少年が顔をだた。
もちろん顔をだしたのは先ほどから二人の様子を覗いていた相楽唯斗と桃枝実樹だ
二人は不思議そうに姫野啓太をみてからお互い顔を見合わせた。そして桃枝実樹が遠慮がちにしゃべりだした
「あの・・・副会長様ごめんなさい・・・えっと・・・なんで僕らだとわかったんですか?」
「まったくだ。まさか本当にエスパー・・・?ちょなにそのおいしい設定!!エスパー副会長×厨二転校ghげほ」
「唯斗は黙ってて!!」
姫野啓太が答える前に突現暴走しだした相楽唯斗に、桃枝実樹が副会長顔負けの黒い笑みを浮かべ喉チョップをくらわせた。
命の危険を察知たのか相楽唯斗は冷や汗を流し口を噤んだ。ちなみに浅生誠一は空気と化していた
「先ほどの会話を聞いてればわかりますよ、名前普通におしゃってましたから。
それよりここで何をしていたんですか?今授業中のはずですが?」
「申し訳ありません・・・転校生が来るのをしってどんな子か気になって見に来てしましました。」
「先ほど大声で叫んでおりましたが、確か・・・ちゅうがどうのと・・・こんなことお聞きして失礼かもしれませんが、もしかして二人は付き合っているとか?」
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