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黒い笑みを浮かべた姫野啓太の質問に腐男子二人は何を言ってるのかわからないという表情で固まってしまった。そして何かを理解した相楽唯斗が突然笑いだした
「ふふふふふふ・・・なにをおしゃってる副会長様。俺はノンケだ。俺と実樹が付き合ってる?そんなわけあるかああ!!ちゅう?そうだよちゅう!!俺は福会長様と転校生がちゅうするのを期待してたんだあああああああああああ!!なのにがっかりだよ!!はっ!!今からでも遅くはない!!さあ副会長転校生と熱い口づけghっ」
暴走した相楽唯斗に桃枝実樹が喉チョップをくらわせ黙らせた
そして先ほどとは比べ物にならないくらい怖い表情で相楽唯斗を威嚇した
相楽唯斗は立ったまま気絶した
「途中からよくわかりませんでしたが・・・お二人は別に付き合ってはいないのですね?」
「はい、付き合っていません。それより副会長転校生の案内はいいんですか?」
桃枝実樹が姫野啓太に問いかけるとはっとした様子で咳払いをした
どうやら忘れていたようだ
「そうでしたか、ならいいんです。へんな事を伺ってしまい申し訳ありませんでした。しかしさぼりはよろしくないですよ?すぐに教室に戻ること!わかりましたね?では失礼実樹君それと・・・唯斗君」
姫野啓太は笑顔でそういうと「誠一行きましょうか」と空気になっていた浅生誠一をつれていった
姫野啓太と転校生がさり、緊張の解けた二人はホット肩をなでおろす。
まあ相楽唯斗の場合は、ほぼ桃枝実樹の威嚇が緊張の原因だろう
「ふう、もっと嫌悪感まるだしの笑顔で蔑まれて罵られてるかと思ってた。多少王道とは違ったが転校生君は見事副会長を落としてくれたな!素晴らしい!」
先ほどまで気絶相楽唯斗がまた通常運転モードにはいった。その横で桃枝実樹は何か考えこんでいた
「・・・考えすぎだよね?」
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