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  「実は貴子に描いてもらいたいって人たちから 連絡がウチに殺到しているの。」 え・・・、と唖然とした貴子に 歩は躊躇するように静かに微笑む。 「爽と田沼さんがすぐに貴子のに決めて、画像をUPして・・・ あのサイトは賛同する著名人も 自由に閲覧できるようになってるの。 没になったものは乗らないけど、採用されたものは乗る。 彼らはイメージが被ることを嫌うからね・・・。 それで、爽たちのページを見た人たちが 貴子に自分も描いてもらえないかって・・・」 歩は徐にリストを貴子の前に置く。 目を走らせると、政治家から海外アーティストまで 30人ほど多種多様なメンバーが乗っていた。 貴子は焦る。 「え・・、でも、私、知らない人ばかりで・・・。」
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