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最初にベランダを飛び越えるときは危ないからと止めた。
でも光平は私の制止を無視をして、
ふらつきながらもベランダへ移って来ては身体の弱い私とよく一緒に遊んでくれた。
保育園で男の子にいじめられていると助けてくれたこともあった。
そんな彼は私のヒーローで憧れでもあった。
私はそんな彼のことが好きになっていたのかもしれない。
子供だったから恋だとはわからなかったけど、
彼と一緒にいたいと思っていた。
小学生・中学生になっても私達の関係は変わらなかった。
光平は頭がよかったから私が分からないところを教えてもらったり、
彼が寝ていたりしたら代わりにノートを見せてあげたりもしていた。
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