第5章 自殺の終

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帰り道、田原は気がつくと自殺外来の前に立っていた。 (俺も…彼女と一緒に…) また、明日 彼女のその言葉が外来に入ろうとする田原を停めた。 (明日も麗奈に会う。だから、生きなきゃ) この頃になると晩酌にお酒を買うこともなくなっていた。 彼女がいつ死ぬかもわからない。だから、自分も死のう。 そう思うと同時に立派な医者になり、彼女と共に生きたい治したい幸せにしたいとも思った。 そして、ただ無心に帰宅後は勉強に励むのだった
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