小悪魔のカーディガンは長い

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今も私の代わりに生クリーム泡立ててくれてる腕とか(部活中、ロールケーキ作り中)ほんと美。 ビだよ美。白くて毛とか無くて私より美しい腕してる。 「んで1人っ子?…まじか。絶対女系家族かと思った。綺麗なねーちゃんとか激ロリ妹とかにわんさか囲まれてると思ってたわ」 「うーん。そんなことないですよ。ん…あれ?みはちゃん先輩いつの間にか休んでるし。今日、人手足りないんでちゃんと手伝って下さいよ…もう困った先輩だなぁ」 丸椅子に座ってロールケーキを後輩にあとは全部作らせようと思ってた困った先輩は私か。 今日てかいつもね(このグループ、ゆずくんと私以外幽霊部員でほぼ来ない) まぁ人手無くて手間かかる分、多く獲物にありつけるから嬉しいけど。 他のとこはもう生地出来上がってたりクルクルしてたりでうちはもう周回遅れ的な感じかね。 「だってゆずくんが全部やった方がスムーズに作れるでしょ。ほら私、お菓子とか作る繊細さ兼ね備えてないし」 「みはちゃん先輩…食べたい欲だけで入ったでしょう、この部活」 当たり前のこと聞いてどうすんだ、ゆず坊。
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