ドーム爺さん-2

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 少しヨダレの付いた口をぬぐい、 メガネをかけながらアユタは今の状況確認をしていた。 「なんで来なかったの?」いきなりミウの先制攻撃がやんわりとした口調で始まった。 「どこに」アユタはまだ状況が把握できてないようだったが、 僕の様子を見てから 「ドーム爺さんか」と言った。 やっと覚醒したらしい。 「えーと、 行こうかなと思ったんだけど、 学校から帰って、 お腹が空いたんでおやつを食べたら眠くなって、 それから、 今目が覚めた。 でも、 行くって約束したわけじゃなかったし」 「男の言い訳は聞きたくないわね」  ミウの攻撃は僕以外でも容赦ない。
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