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少しヨダレの付いた口をぬぐい、
メガネをかけながらアユタは今の状況確認をしていた。
「なんで来なかったの?」いきなりミウの先制攻撃がやんわりとした口調で始まった。
「どこに」アユタはまだ状況が把握できてないようだったが、
僕の様子を見てから
「ドーム爺さんか」と言った。
やっと覚醒したらしい。
「えーと、
行こうかなと思ったんだけど、
学校から帰って、
お腹が空いたんでおやつを食べたら眠くなって、
それから、
今目が覚めた。
でも、
行くって約束したわけじゃなかったし」
「男の言い訳は聞きたくないわね」
ミウの攻撃は僕以外でも容赦ない。
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