#1 恋とマシンガン

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#1 恋とマシンガン

アサキちゃんはすごい。 アサキちゃんが歌うとみんなが振り返る。 小さな頃から並んで歩いてきたのに どうしてこんなにちがうんだろう―――― それでも私はそんなアサキちゃんが好きだった。 もちろん時にはヤキモチも妬くけど それ以上にアサキちゃんの素晴らしさには ため息だって止まっちゃうほどだ…… アサキちゃんの透き通る様な歌声が ギターやドラムの心地よいサウンドに包まれて 部室いっぱいに響きわたる…… それを私は小雨の降る秋空の下 お気に入りの傘を手に、窓の外から静かに見守っていた……
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