第1章

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ユキナと休みの日は、朝から晩までレッスンを繰り返す。 一通り弾けるようになったのは、成人式1ヶ月前で、合わせるのにも時間がかかった。 「ユキナ 本当にやれるの?無理じゃない」 「やるわよ。貴方とやらなきゃ意味がないの」 「意味って?」 「…貴方に伝えたい事があるの。伝わるかはわからないけど…」 「今、いいなさいよ。」 「えっ」 「そんな 面倒なことしないでこの場でいいなさい。」 「無理!」 なぜか顔をあからめ、逃げ出した。 「意味わかんない。」
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