第1章

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『一人きりのとても長い夜 そして、あまりにも長すぎる道 そんな時あなたは思うだろう 愛とは運や力を持った者の為にあるのだと けれど思い出して 凍えるような冬の雪の下でも 種は太陽の愛を浴び やがて訪れるだろう春に薔薇という名の花を咲かせるのだと』 (「THE ROSE」より引用)  ランシェが子守唄替わりに歌い、研究所でも流れていたその曲の歌詞を思い出し、まるでエティアのことを歌っているような錯覚に陥る。  そして私は、ギャラクシーでの彼女との出会いを回想していた。
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