第1章

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お会計を済ませ少々急ぎ足で家へ向かう。 すると突風が吹いた。 「ぅわっ!」 決して可愛くない声を出しパンツが露出した。 仕事して帰るだけなので今日も地味な灰色だ。 私は風が止むと、何事もなかったかのように歩いた。 人も居ないし別に気にすることでもないか!と。 しかし風は何度もスカートを捲り上げた。 さすがに恥ずかしいが右手には仕事の鞄とトイレットペーパー、左手には牛乳含め3日分の食料。 とてもじゃないが手で押さえられない。 「このまま恥ずかしい思いをし続けるのかな…」 と小声でブツブツ言うのが精一杯だった。
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