第1章

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当然気まずい。 私はすぐ焦って周りが見えなくなるので落ち着くのを待った。 しかし彼は待ってくれなかった。 「アカイスーパー行ったんですね」 「…え、はい…」 「ということは家はこの辺ですよね。歩きですし!」 「あ、いえ、どちらかというとアオイスーパーの近くです」 「え!この荷物を持って帰るには遠いですよね? 僕、家がアオイスーパーの近くなんですよ」 「いつもアカイスーパーは安いので…き、今日はアオイスーパーが安いんですけど癖なのか間違えて来てしまって…」 「そうだったんですね しばらくアオイスーパー安くならないから買いだめ…ってところですか?」 「はい…」 「お!当たった。 でも若いのに節約なんて、すごいですね」 ここで私の悪いところがでてしまった。
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