#3 アツシ

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「ユータ!遅かったじゃない! どこいってたのよ……  ……っていうか、大変! 大変な事になってんのよ……!」 取り乱すアサキから事情を聞かされたユータ。 もちろんこのニュースを耳にして 一番喜んだのは、リーダーであるユータに違いない…… が、ただでさえ緊張している上に そんなカリスマプロデューサーのジャッジが 今日のステージに組み込まれるとなると さすがのユータも、これに焦らずにはいられなかった…… マジかよ……やべぇな…… 嬉しさと困惑が入り交じる…… が、しかしそんな時 ユータの頭によぎったのは、つぼみの笑顔だった…… なぜだろう……つぼみの笑顔を思い出すと 包まれた緊張や及び腰になっている自分 その全てを振り切って顔をあげることが出来る…… さすが……つぼみ……! つぼみに見守ってもらえる様に頼んで良かった――――! ユータは携帯電話を取り出すと みんなにナイショでつぼみにLINEを送った……!
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