0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ユータ!遅かったじゃない! どこいってたのよ……
……っていうか、大変! 大変な事になってんのよ……!」
取り乱すアサキから事情を聞かされたユータ。
もちろんこのニュースを耳にして
一番喜んだのは、リーダーであるユータに違いない……
が、ただでさえ緊張している上に
そんなカリスマプロデューサーのジャッジが
今日のステージに組み込まれるとなると
さすがのユータも、これに焦らずにはいられなかった……
マジかよ……やべぇな……
嬉しさと困惑が入り交じる……
が、しかしそんな時
ユータの頭によぎったのは、つぼみの笑顔だった……
なぜだろう……つぼみの笑顔を思い出すと
包まれた緊張や及び腰になっている自分
その全てを振り切って顔をあげることが出来る……
さすが……つぼみ……!
つぼみに見守ってもらえる様に頼んで良かった――――!
ユータは携帯電話を取り出すと
みんなにナイショでつぼみにLINEを送った……!
最初のコメントを投稿しよう!