#3 蒼い月の夜に

5/7
前へ
/18ページ
次へ
……もうなにも……迷う事なんかなかった…… 私は小さく頷くと……声を震わせながら…… 「……嬉しい……嬉しいよ……ユータ……  私も……ユータの事……大好き……だよ……!」 そう呟いて……瞳を閉じる…… 世の中に…… これほど気持ちを通じあえる人って…… どれだけいるのだろう…… ユータの指先から鼓動が……伝わる…… 瞼越しの月明かりが……ユータの影でかき消されて行く……
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加